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賃貸の初期費用を抑えるテクニック!前家賃を調整しよう
- 賃貸契約の初期費用について
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賃貸契約時に必要になる初期費用は一般的に家賃の5~6ヶ月分と言われています。家賃が10万円の物件だと60万円前後も必要になり、さらに引越し代や新しい家具の購入費用などを含めるとかなりの金額が必要になります。インテリアや家具などを充実させるためには、出来る限り物件の初期費用は安く抑えたいと願う方が非常い多く、そういったお声を頂く事も大変多い為、今回は初期費用を安くするためのお手軽なテクニックをお伝えます。
今回ご紹介する方法は、実際に安くするというよりも支払いのタイミングをずらす事で、キャシュフローを良くする事が出来るテクニックです。賃貸契約時に必要な費用は仲介手数料・敷金・礼金など様々ですが、今回は前払い家賃に着目して下さい。
- 前払い家賃を調整して初期費用を抑えよう
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賃貸の場合、基本的に家賃は前払いとなっています。 その為、賃貸契約の初期費用にも前払い家賃という項目が入っています。この前払い家賃が初期費用の金額を大きく左右している事があります。 実際の例を見てみましょう。
例えば、家賃10万円の物件に7月1日に入居予定だった人がいるとします。 この場合、一般的な前払い家賃は7月1日~7月末までの1ヶ月になりますので10万円となります。 一方で、7月16日に入居予定だった場合は、7月16日~7月末までの日割り家賃に加えて8月分の一ヶ月分の家賃も必要になります。その為、支払う前払い家賃は約15万円になります。 逆に7月14日に入居予定だった場合は、7月14日~7月末までの日割り家賃のみで済む事が多く、必要な前払い家賃は約5万円程度になります。
上記のケースで15万円の支払いと5万円の支払いの差額を見ると約10万円も初期費用が変わってきます。 では、どうしてこんなに金額が変わるのか説明します。
賃貸契約の前払い家賃を算出する一般的なルールとして、(月の初旬に家賃発生する場合は当月の日割り家賃のみ。月の末頃に家賃発生する場合は当月日割り家賃と翌月分の家賃を前払い家賃を初期費用に加える)というものがあります。これは一般的なルールになりますので物件によってイレギュラーがありますので注意が必要です。
また、月の初旬を何日までに設定しているかも物件により異なりますので、確認が必要になります。多いケースでは14日までの家賃発生では、日割り家賃のみでOKな物件が多いです。したがって初期費用を安く抑えたい場合は、家賃発生日(契約日)を月の初旬に設定してもらうように担当営業マンに相談しましょう。少なくとも家賃の0.5ヶ月分程度は安くなります。